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とぅみ's シネマ

映画の感想文を練習するやつ

★3.0 ドント・ブリーズ

2017年になりました。あけましておめでとうございます。とぅみーろです。年もまたいだところで、早速感想を書いていきたいと思います。

記念すべき1作目は、「ドント・ブリーズ」です!盲目の退役軍人と戦うタイプのヤバいホラーです。ホラーは普段全く見ないのですが、今回知人に誘われて見に行ってきました。予告はこちら:

 


「ドント・ブリーズ」公式予告編第1弾非公式日本語字幕

 

あらすじ

お金に困った主人公系女子ロッキーが、仲間2人とともに、大金があるという盲目の老人宅に押し入ります。しかし老人に気付かれ、3人は老人宅に閉じ込められることに。。

というお話です。ホラー作品ですが、「突然のオバケ!!!」みたいなことはなく、幽霊もゾンビも出てきません。よりリアルな恐怖をベースにしています。

 

見どころ

“盲目”の退役軍人

この作品のキモはなんといっても「老人が盲目である」という点です。予告にもあるように、侵入したところで老人に気付かれてしまいます。そこで生まれるのは、“目と鼻の先に家の主がいるのに、気付かれていない。息をして少しでも音がすれば気付かれてしまう”という、文字通り危機と隣り合わせの不安定な状況です。

そしてこの老人は退役軍人であり、しかも尋常じゃなく強いのです。タンクトップしか着てないけどめっちゃ強いです。

ただ目が見えないだけであれば、気付かれたとしても簡単に制圧できますが、めちゃ強いのでそう一筋縄にはいきません。こういった設定が、「こちらは気付いているけど向こうは気付いていない」という繊細な緊張感を生み出しています

「にしてもこの老人、ちょっと強すぎるのでは…?」とも途中で思いましたが、主人公たちは戦闘訓練を受けていないことを考慮し、脳内補完しました。

さて、これら「気付かれてないけど気付かれそう」なシーンの面白いところは、主人公も観客も、老人を客観視する時間になっているところにあると思います。息を潜めて老人の様子を観察する中で、老人の次の行動を予測したり、「老人が今何を考えているか」を考えさせられます。得体の知れない人の思考を汲み取るのって結構恐怖ですよね。なので、こういったところが恐怖をかき立てているのではないかなあと思いました。言ってみれば老人に思いを馳せ、老人との距離の近さを楽しむ映画(?)ですね。

劇場内もシーンとなって、皆で息を潜めながら、老人が通り過ぎるのを待ちます。ポップコーンとか食べたら即死ですよ

また、舞台となるのは老人の自宅なので、老人にとってホーム戦となります。老人はこの強みも活かして、なかなかの手強さを披露してくれます。そして、予告にある通り、仲間の一人が早々と死んでしまいます。

しかしこうして序盤〜中盤まで見たあたりで、ちょっとした疑問が沸いてきました。「主人公たちは強盗で、侵入先は盲目の退役軍人。老人が強盗を一人殺したとしても正当防衛だろうから、このままでは主人公らはただの犯罪者でしかないし、話としておもしろくないのでは…?」と。

犯罪者を描く映画は、犯罪者が ①単なる悪として描かれる場合と、②更なる巨悪と戦う正義のヒーローとして描かれる場合がありますが、この作品はどちらだろうと思ったのです。

老人の正体とは

そんなわけで誰が正義で誰が悪なのかなどを考えながら見てましたが、老人の正体が、話が進んでいくにつれ少しずつ明らかにされていきます。老人がなぜそこまでして戦えるのか、その動機が明らかになっていきます。

主人公が逃げ場を失ってどんどん追い込まれるにつれ、それに合わせて老人に対する恐怖心もどんどん高まっていくのは面白いなあと思いました。

ただ、この老人の恐ろしさは人によっては結構不快になるかもしれません。少なくとも僕はダメで、ここが大きくマイナスポイントになりました。。

 

ちなみに余談ですが、映画を見ていて「バイオハザードに似てるなあ」と思いました。密室・迷路感とか、あと犬が出てくるところとか、その他にも一応生物学的な要素があったりするので。少し意識して作ったのかなあなんて思いました。 そうそう、主人公が女子であるという点も似ていますね。

 

まとめ

ホラーと言えば大音量での「突然のオバケ!!!!!」的なおっかなびっくりサプライズがお約束ですが、そういった恐怖というよりは、サスペンス的な、心理的に迫りくる現実的な恐怖で攻めてくる作品でした。

また、最後の最後までじんわりと恐い思いをさせてくれるので、ホラー映画としてはよい終わり方なのではないでしょうか。

冒頭でも述べましたが、ホラー作品は全く見ないので、実際のところどう評価したらいいのか分かりません。ホラー作品の良し悪しってどこで分かれるのでしょうか。でも、見てて飽きることはなかったです!

 

皆さんも、強盗するときはしっかり下調べしてから臨みましょう。そして退役軍人の皆さん、お疲れさまです!

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